虐待は存在価値を奪い感情を殺す。

最近メディアでよく目にする「虐待」の2文字。
中には命を落としてしまったり、自ら命を絶つ選択をしてしまった子供もいます。実際に幼い娘のいる私はそういった報道を見る度に憤りとそれ以上に目を背けたくなるような悲しさがあります…。

虐待を受けた経験のある知人曰く、当時は感情を無くした。と言っていました。
これは心理学的にいう「乖離」といった状態で、そうしなければ現実に耐えることができずに壊れてしまうので現実逃避をすることで自分を守るのです。

彼女は恋人ができてもワザと突き放したり、辛辣な言葉を浴びせたり、まるで愛情を試すようなことをよくするので恋愛のトラブルが絶えません。

このように「愛情」というものを親から与えてもらえなっかた子供は愛情表現がうまくできず、感情に大きな傷跡を残します。

このように「虐待」が引き起こす影響とそこから回復し、立ち直ることができた方法につい て具体例を挙げながらお話ししたいと思います。

これは夜回り先生こと水谷修さんの著書の少女のおはなしで実際にあった物語です。

まだ中学生だった少女「アイ」は、幼い頃から実の父親に性的虐待を受けたことが原因で非行に走ります。

しかし派手な格好をしていたことが災いし、生意気だからという理由で7人 もの男性に強姦され自暴自棄に。

その後は男たちの言いなりで、お金を稼ぐために売春をは じめると、瞬く間に堕ちていきました。 やがてエイズに感染し、体重が20キロ近く減ってしまいます。

更生施設に入り治療に専念しますが症状は悪化し、痛み止めに使うはずのモルヒネすらドラッグ漬けになってしまった身体には効かず、のたうち回り苦しんだ末、大人、そして社会を恨みながら死んでしまった悲しい少女のお話が載っています。

※詳しい話は下記参考http://www.geocities.jp/totoroguide/heaventry/1106.html

彼女は「虐待」が原因で命を落としました。
このような悲劇が二度と繰り返さないためにも我々は「虐待」から目を逸らさず、どのように防げるかの理解と知識を深めておく必要があります。

児童虐待防止法による静的逆愛の定義は以下のようなものです。

●子どもへの性交、性的暴行、性的行為の強要・教唆など●性器や性交を見せる●ポルノグラフィーの被写体などに子どもを強要する

日本の「性的虐待」の現状

日本人は国民性から性に関して批判的で、恥ずべきことと考えられているため被害の発見が 遅れる傾向にあるため「性的虐待」は調査結果に現れることが極めて少なく、発見されにくいのが日本の現状。

なかでも1番の要因は、加害者から口止めされたり脅されたりすること。
また幼い頃から慣習化していたため、その行為が性的虐待だと被害者が理解するのに時間がかってしまうことも理由の一つです。

被害者は精神が不安定になり、通院や服薬治療を繰り返します。
「自分は汚れている」と いった脅迫概念に囚われ、長時間皮膚が捲れるまで身体を洗ったり、対人恐怖症に陥ったりします。


本来一番信頼できる、守ってあげなければならない存在の親からの裏切りによって 人間そのものを信じることができなくなり、「いつか裏切られる」という考えが常に付きまとうようになるのです。

その結果リストカットや自殺未遂、摂食障害などを引き起こし、死にたいと思う気待ちが強くなり恋人ができても苦しい恋になってしまうことが多く、極度の人間不信に陥る傾向が強いのです。

存在価値を奪ってしまう「性的虐待」

我々大人はどんな理由あっても、子供を自らのストレスや性欲のはけ口にすることは許され ません。自ら問題を抱えているのであれば、何か別の方法でそのストレスを解消できる方法 を導き出すべきで矛先を子供に向けてはなりません。

回復する手立て

回復するために大切なのは、周囲の人間、特に大人が受けれてあげること。
それが第一歩です。

最初は再び傷つくことを恐れ、拒絶反応を起こしあり固く心を閉ざすでしょう。 しかし彼らが心を開くまで、根気よく受け入れる姿勢を続けることにより、次第に彼らも感 情を表現できるでしょう。

これは子供によって、また受けた傷の深さによって回復する時間は様々です。
諦めずに支えることが回復への鍵になるのではないでしょうか。

そして彼ら自身が「虐待を受けたのは、自分のせいではない」ということを理解することが 出来たら自分の存在価値や生きる意味を取り戻すことができるでしょう。

彼らの居場所や存 在価値を作ってあげることが我々大人の使命でもあります。

まとめ

虐待にあった子供たちは、自ら命を絶ってしまうほどにまで苦しみ、悩むのです。
虐待が引き起こす影響について社会全体が問題意識を持つことが今の日本には必要なのではないでしょうか。

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