世界一醜い女性と言われて
あなたはもし、「世界一醜い」とネットに書き込まれ、たくさんの見知らぬ人に誹謗中傷されたら耐えることが出来ますか?
世界にたった三人しかいないという奇病を患い、脂肪組織が全くなく、筋肉も脂肪も蓄えることもできず、そのせいで体はやせ細り、右目は失明してしまいます。そしてその特異な外見 から”世界で一番醜い女性”と呼ばれ、
”世界中の人のために、お願いだからピストルで自分を撃ってくれ“
”この化け物!””死んでしまえ”
などといった書き込みをされるなど、ネット上で壮絶なイジメにあった女性がいます。
しかし彼女は多くの偏見や差別を受けながらも、それを逆にい分の原動力とすることでポジ ティブに生き続けています。 多数のテレビや雑誌などのマスメディアに出演し、自らの体験を話すことで世の中のイジメに 立ち向かった勇敢な女性、”リジーベラスケス”を今回ご紹介します。
周囲の否定を自分の原動力へと変える。
スーパーモデルのような美貌が、財を成すことで手にした巨額の富こそが成功と定義されている時代。ですが、リジー・ベラスケスは問います。
「自分の価値は、だれが決めますか」と。
容姿やお金で人の価値は決まるものではありません。
なぜ彼女はこのつらく苦しい環境下でも、自分自身を愛せるようになったのか?
そして過酷な現実にめげることなく勇気を持ち続けられたのか?
奇病を通じ、様々な経験を経て彼女は “自分の価値を決めるのは自分自身である”という考え方に到達します。
そして彼女への暴言や否定的な意見を逆にバネにしていくことで強くなりました。リジーさんはこのように語ります。
リジーが掲げた4つの目標
1. モチベーションスピーカーになる
2. 本を出版する
3. 大学を卒業する
4. 家族と仕事を持つ
そして実際に次々とこの目標を叶えていくのです。
モチベーションスピーカー
勇気と希望を与えるスピーチをするという職業のことで、この職業に実際に就いて以来、リジーさんは200回以上ものセミナーを開催し「ありのまま自分のユニークさ受け入れること」 「どのようにいじめに対処していくか」などをテーマに試練を乗り越えるためにはどうすれば いいのか話します。
リジーは辛かったはずの実体験をユーモラスに表現し、聴衆を惹きつけます。
「右目は失明しているので、もし他人にひどい態度を取られたら、右側に立ってもらっています。それなら右目はなにも見えないから存在しないも同然です!」
「いくら食べても太らない病気なの!うらやましいでしょう?
だからスポーツジムのイメージキャラクターに立候補したいわ!」
などと、ユーモラスな表現で聴衆を笑わせます。
自分を定義するのは見た目ではない 人生の道を進んでいく舵をとるのは自分。
どこへ向かうか決めていくのも全て自分自身。
良い方向も悪い方向に進むのも、そして自身の存在を定義するのもすべて自分です。
笑ったりからかったり、罵る人を見返す唯一の方法は幸せになること。
彼らに対してリジーはいつも、「悪口を言ってなさい。私はそれを糧に、夢に辿りついてやるわ」と言うのです。
リジーはネガティブな言葉を、モチベーションを上げる原動力へと自ら変換したのです。
「皆さんも否定的な意見に嘆くことなく、それを原動力に変えることで絶対にいじめに打ち勝 てます。」と、リジーは断言します。
まとめ
リジ―のように、モノや他人の評価で幸せをを決めるのではなく、自分自身で幸せを見出し、 自分自身の人生をコントロールできるようになれば、自分の中に幸せを見出し、人生をきっとより良いものになるでしょう。
困難や苦難に満ちた人生に嘆くことなく、自ら掲げた目標や成功、そしてその成果によって自分の本当の価値は決まるのではないでしょうか。
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