苦しみが吐き出せないあなたへ~今日も名前も知らない誰かがあなたのことを思っていることの尊さ~

NHK「自殺と向き合う」取り組み

NHKは「自殺と向き合う」というサイトを運営している。

“死にたい、生きるのがつらい______

このウェブサイトは、ふだんあんまり口にはできない気持ちを吐き出し、

分かち合える”居場所”を目指しています“

http://www6.nhk.or.jp/heart-net/mukiau/

死を意識する人の”居場所”として「自殺と向き合う」ことに関する活動を行っている。

自殺を考える人は、圧倒的に”居場所”がない

「自殺と向き合う」活動のうち、こんなイベントが開かれている。

“NHKハートフォーラム「『さみしい』『死にたい』と向き合う~いま求められる支援とは~」”


これは、このような趣旨で開かれました。


“当事業団では数年にわたり精神疾患に関するフォーラムを開催しました。取材を重ねるなかで浮かび上がった課題は、いま死にたい気持ちを抱える人がマイナスな気持ちを吐露できる「安心できる居場所」がない、ということ。

今回のフォーラムではあえて病名などでトピックを限定せず、どうすればそんな居場所を確保できるのか、考えました。

当日は居場所を求める当事者や家族、実際に居場所づくりに取り組む福祉関係者などを中心に246人が来場しました。“

https://www.npwo.or.jp/info/11453

多くの方々は、「さみしい」「死にたい」と思った時、“居場所の無さ”を感じているということが、調査によってわかり、250名近くの、

「安心できる居場所が欲しい」「安心できる居場所を作りたい」という方々が参加されたのも、うなずける結果なのではないでしょうか?

なぜ居場所がないのか?を考える

このイベントの中で、精神科医の松本 俊彦さんは、

 “_<省略>なかでも大きいのは、「所属感の減弱」と「負担感の知覚」。自分の居場所がないという感覚や、自分がいることが周囲の迷惑になっているという感覚が、死にたい気持ちを増幅させるといいます。_<省略>_死にたい気持ちについて考える前提として、自分がいることが迷惑ではないと思える居場所が必要なのだと話しました。”

https://www.npwo.or.jp/info/11453

と述べています。

ウェブ検索を活用して相談の事業を行うNPO法人OVAの伊藤 次郎さんは、

“活動をする中で、世間には生活保護や地域活動支援センターなど、居場所や金銭的な支援を提供するしくみは存在するものの、様々な「障壁」によって、適切な支援を受けられないという背景を語る。”

”支援を行う側の課題は本人のニーズを把握しきれないこと、情報を届けきれないこと。受ける側の課題は、それまでの経験から支援を要請する気力がないこと、自分に保障されるべき権利を知らないこと。

また社会的な課題については、伊藤さんが相談を受けた人の中に「ネットで生活保護を受けるやつがバッシングされていた。生活保護を受けるぐらいなら死ぬ」という人がいるなど、悪い風潮が自分自身の価値観となってしまい、「安心できる居場所」への障壁となっていると指摘。“

https://www.npwo.or.jp/info/11453

※…松本 俊彦(まつもと としひこ)

日本の精神科医、研究者。

神奈川県立精神医療センターせりがや病院(現在は、芹香病院とともに、神奈川県立精神医療センターに統合)を最初の試行フィールドとした薬物依存症の治療プログラムSMARPPの開発と普及に関する研究、ならびに自傷行為の臨床研究、心理学的剖検の手法を用いた自殺の実態解明に関する研究をおこなう。

2015年に国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所の薬物依存研究部部長に就任、2017年同センター病院薬物依存症センター センター長を併任。

https://ja.wikipedia.org/wiki/松本俊彦>参照


※…伊藤 次郎

NPO法人OVA代表理事、ソーシャルワーカー(精神保健福祉士)

メンタルヘルス対策を企業等に提供する人事コンサルティング会社(EAPプロバイダー)を経て、精神科クリニックにて勤務。主にうつ病で休職しているビジネスパーソンの復職支援を行うなど、働く人のメンタルヘルス対策に従事した。
2013年6月末に日本の若者の自殺が深刻な状況にあることに問題意識が芽生え、

マーケティングの手法で自殺ハイリスクの若者のリーチしようと

「夜回り2.0(インターネット・ゲートキーパー活動)」の手法を開発・実施し、

NPO法人OVAを設立(2014年)。

https://ova-japan.org/?page_id=190>一部抜粋

どこかであなたのことを思っている人が必ずいる

この記事を通してお伝えしたかったことは、

いま、「さみしい」「死にたい」と思い、その気持ちや環境に“居場所が無い”と感じている方々も、

「決して孤独ではない」

ということです。

このNHKの活動を通しても分かるように、

その人が顔も名前も知らない人だったとしても、

苦しんでいる人たちが、どうしたら居場所を見つけ、

その人らしく生きていけるのか…

そして、今回は1つのイベントに対してピックアップしましたが、

今日もどこかで誰かが「居場所」について考えていることは、

とても尊く、1人でも多くの人々が、そういうことを知っておいて欲しい。

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