日本の若年層の死因は自殺という日本の現状

世界規模で増加し続ける自殺の背景とは

米国の有名ファッションデザイナーや歌手の相次ぐ自殺などを引き金に、世界中で自殺者の急増が問題視されている。
実際に昨今、の世界中の自殺件数はWHOの調べによると年間80万人超、つまり40秒ごとに世界中のどこかで今も誰かが自殺していることになるという。

一例で出すと
アンソニー・ボーディン(作家、シェフ、番組司会者)
ジョン・コフリン(2011年、2012年全米フィギュアスケート選手権優勝者)
ケイト・スペード(ファッションブランドのケイト・スペード ニューヨークを創立)

そして驚くべきことに、自殺者の多い国はグリーンランド(デンマーク領)や韓国、リトアニアなどの他の国に比べ高収入で社会保障も充実し、生活水準の高い比較的恵まれた環境にいる国が多い。

また、アメリカでは過去30年最悪のレベルで女性の自殺者が急激に倍増し、数字で表すと中年層 女性は63%、男性は43%増まで上昇し、中高年男性の自殺率はすべての年代の男性で最多だった。

この急増した背景には仕事や経済面の苦難や鬱など様々で、日本でも自殺者年齢層は50代が、最も最多であり、次いで60代、40代などの中高年層が多い。そして最近では若年層の自殺も増加している。

若年層の自殺率の増加

日本の若年層の自殺率は年々増加し、現在では世界トップクラスに入る。さらに日本の若年層の死因の第一位は病気や事故ではなく、自殺が原因であると厚生労働省は発表した。このような国は世界中でも日本だけであり、これは先進国の中で突出した数値である。

自殺率が多いイメージである韓国と日本は現在、若年層の自殺率に至ってはほぼ変わらない数値になっている。
世界各国に比べて豊かであるはずの日本。しかしなぜ自殺率が高いのか。
これは異様な事態で深刻な問題である。

「幸福」がわからない

なぜ、日本はこんなにも自殺の多い国になってしまったのか?
その背景には生活水準があがり、生活が豊かになることで逆に日常の些細な幸せや、幸福を感じることができなくなっていることが背景にあるのではないかと言われている。

むしろ幸福というもの自体、なにかが分かっていない状態の人が多いのではないか。

「あなたは幸せですか?」と聞かれ、「幸せです」と即答できるひとは、
何人いるだろうか。

この質問に素直に答えられない日本人は多いのに比べ、他の外国人はその多くが「もちろん幸せです!」と自信を持ち即答するという。

無論、どの国でも経済面や人間関係など多くの悩みがあるだろうが、それでも日本人は幸せだと答えられないひとの方が圧倒的に多いだろう。
それこそが日本人の根底に抱える問題であり、改善していくべきものではないかと考える。

「こうあるべき」という固定概念

日本人はその真面目な国民性から、幸せの定義というものを決めたがる。例えば「お金を持っていること」「他者より優れていたり、社会的地位のあること」「他者と同じ(平凡) であること」など。それは確かに幸せかもしれない。

だが、そこで思うのはなぜお金が必要なのか?
なぜ働かなければいけないのか?
目的や生きていくために必要なお金はそんなに必要なのかということ。


「しあわせの定義」というものは存在せず、家族や友人と楽しい時間を過ごしたり、旅行に 行ったり、人として生きることや楽しむことだけに標準をあわせ、人生を楽しむことこそが 本当の幸福というのではないか。
自分の価値観をしっかりと持つことを意識することで、人と比較し自分を卑下することなく、他者と比較し羨んだり嫉妬することもなくなるだろう。

まとめ

社会の風潮や小さいころからの親からの教育で「幸福は~であるべき」とか「人として~す るべき」という凝り固まった価値観を幼いころから親に植え付けられてきた今の若年層の若者たち。
他者と違うことに恐怖を感じ、幸せの定義から外れることになってしまいがちである。

しかし価値観は時代や人それぞれにより大きく変わり、固定されたものではない。 考え方の違いを受け入れ、それを糧に成長していく。

そしてそのなかで自分にとっての幸福を見つけていく。そういった考え方を浸透させていくことこそが、今後自殺率の増加に歯止めをかけることにつながるのではないかと思う。

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